認知症発症予防段階での運動に関するエビデンスが豊富であり、効果もより期待できるとされている。
WHOのガイドラインでも認知症は発症してからではなく、予防が重要といわれている。
推奨される身体活動としては、
65歳以上の成人に対し1週間に少なくとも150分の中強度の有酸素運動、または75分の激しい有酸素運動、
有酸素運動は少なくとも10分の長さで行う、
さらなる健康上の利益のため、週に300分まで中強度の有酸素運動を増やすか150分の激しい有酸素運動
とされている。
食事に関しては
ナッツ、オリーブオイル、コーヒー、葉酸、ビタミンE、カロチン、ビタミンC、ビタミンDに関しても、認知機能低下の報告が認められるが、一部に相反する報告もあるとしている。
その他、本ガイドラインにおいて、身体活動と栄養以外の項目に目を向けると、禁煙(エビデンスレベルは'low'(低))、および、高血圧の管理(low to high(低〜高))と糖尿病の管理(very low to moderate)の管理が、推奨レベル'strong'(強)とされている。
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